A1mini用オートビルドプレートチェンジャー
Bambu Lab A1 miniのビルドプレートを自動で交換する装置を作りました。
安定化前の不安定β版となりますが、広くフィードバックを頂くために3Dデータと必要な部品のリスト、作り方を公開します。

何ができるのか
ご自宅量産が捗ります。造形後に自動で新しいビルドプレートに交換したり、遠隔でビルドプレートの交換が可能です。複数枚の連続プリントは未対応です。 youtu.be
注意点
- A1miniの改造に伴うトラブルについて一切の責任を負いません。
- 公開している3Dモデルは不安定β版のため、今後バージョンアップで更新される可能性があります。(2025/1/1現在はβ4)
参考資料
Y軸とZ軸を使用し、アクチュエータを追加せずビルドプレートを交換するアイデアは、kickstarterで販売が開始されているswap modの公開情報を参考にしています。
本ページで公開している情報は検証・改善が半ばの不安定化版となりますので、安定版をお求めの場合は本家swap modの購入を検討してください。
SWAP SYSTEMS – (brand of Novibar GmbH)
swap modに比較し、以下の差異があります。
- A1 miniへの着脱の容易さはswap modの方が完成度が高いです。当方版はボルト締結が必要です。
- 取り外し機構の切替スイッチについて、swap modはバネが仕込まれた製品が必要です。当方版はテフロンチューブの購入が必要ですが、バネが不要です。
- ビルドプレートを重ねた際の高さはswap modに比べ当方版の方が低いように思われます。
- swap modは安定のために各部に磁石が仕込まれていますが、当方版β3では磁石が無く、造形時の振動でストッカーにあるビルドプレートが滑り出てくる恐れがあります。今後改善します。
- swap modはG-codeを連結するWebサービスを有しており、複数ビルドプレートの連続造形が可能です。当方版は現状では連続造形の機能は無く、造形後に遠隔からbambu handyを使った操作が必要です。
必要な部品
ビルドプレート3枚分の数量を記載しています。
- キャップボルト M3x25 4set
- キャップボルト M3x20 4set
- キャップボルト M3x10 4set
- キャップボルト M3x5 6set
- 皿ネジ M3x10 4set
- 六角ナット M3 22set
- テフロンチューブ Φ4x800mm MPTFE-2-4 チューブ PTFE製 モノタロウ 内径2mm外径4mm長さ1m - 【通販モノタロウ】
部品のプリント
Maker worldにデータをアップロードしました。
Auto build-plate changer for A1 mini by Nii - MakerWorld

組み立て方
写真と3Dモデルを参考に、A1 miniに部品を取り付けます。
ブラウザ版のFusionで3Dモデルの確認とファイルのダウンロードが可能です。

既知の問題として、ストッカーに残っているビルドプレートがプリント中の振動で滑りだすことがあります。
滑り止めとしてビニールテープ等を貼る対策が必要です。今後ストッカーの形状を見直す予定です。

フィラメント長さの調整
ビルドプレート取り外し機構の有効/無効は、テフロンチューブ内のフィラメントの押し込みによって切り替えられています。
フィラメント長さを調整する必要があり、Z高さが最大の位置でビルドプレート取り外し機構が作動するようにしてください。
Zを下げるとビルドプレート取り外し機構が無効になることを確認してください。

フィラメント長さの調整がずれた場合、プレートの交換が失敗して造形不良やヒートベッドの損傷を引き起こす恐れがあります。慎重に調整した上で、何度か動作確認をして安定して動作することを確認してください。
プリンタの設定
造形後に自動的にビルドプレートを交換するG-codeを追加します。
Bumbu stadioのプリンター設定のプリンタ―終了G-codeにて、printer finish soundの前に下記のG-codeを追加します。
;===== change build-plate
G1 Z180 F3000
G1 Y186 F6000
G1 Z185 F3000
G1 Y-4 F6000
G1 Y186 F6000
G1 Y-4 F6000
G1 Y2.5 F6000
G1 Y-4 F6000

オートビルドプレートチェンジャーの設計手法(記載中)
プレートの取付機構の形状と寸法の決定が困難だったため、その設計思想及び設計過程を整理しておきます。他の機種においても同じ設計過程を経て基本寸法を決定することができます。